閃きの独り言

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②【鳳凰と龍と麒麟の国】創作

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ある日の碇山

 

💐

 

創作のお話しです。

楽しんで頂けたら嬉しいです♪

 

💐

 


女神をシンボルに

その国は成される事になりました。


女神は太陽

太陽は全てを照らす


女神はそんな存在として

その国を象徴する。


麒麟の王は、

龍の王と鳳凰の王の想いを、

自分の胸だけになおし、たたみ込み…


この事実を誰にも明かさずにその国を成す事となりました。


我が物にするとは

その国から言葉を奪う事。

 

勝者は敗者から言葉を奪うことで、

自らの国に掌握し、発言権を奪うのです。

 

侵略はことばを奪う事で成ります。


他の国にはそうしてきたのに、

この国からはことばを奪わず、

女神までシンボルにして…


麒麟の王は、

この国は我が物にしてはいけない

この国から言葉を奪ってはならない…と、

部下達は、そんな麒麟の王の想いを知るはずもなく、、

ですが、麒麟の王に従いました。


太陽の女神は麒麟の王が立てたシンボルでした。

女神は女神でなく、麒麟の王の意図を汲む存在。

 

太陽の女神をシンボルとするこの国は

太陽の国のごとく、国旗に太陽を携えて統治されました。


太陽の女神

日出る国

 

太陽はその国を表す。

 

麒麟の王は、


鳳凰の王と龍の王から引き継ぐかのように大切なものを預かって…

来るべき時を待つ事にしたのです。


その時まで…。

 


麒麟の王は

 

鳳凰の王と龍の王が、

どんな想いでその身を犠牲にしたかかを知りました。


争いは王同士でなく、

王に従う人間同士のエゴに起因している事


王同士は仲良くしていた事。

龍の王は鳳凰の王を慕っていた事


そして、鳳凰の王がどんな存在であったかも知る事になったのです。


争いに勝った者は、負けた者を封印し、


その肉体と霊体をバラバラにして封印するのが習わしです。


勝った者は負けた者を封印する事で

自分達の力を誇示するだけでなく、

負けた者から祟られるのを恐れ、封印するのでした。


ですが、


龍の王の封印はこれとは明らかに意味が違います。


そして、


鳳凰の王の霊力は


何を示すか

どんな意味を持つのか


麒麟の王は、全てを知って、

この国は我が物としてはいけない

この国は来るべき時が来るまで

自分が護らないといけない

と思ったのです。


だから、


侵略せずに、


代わりの女神を立てて

来るべき時を待つ事にしたのです。

 


(多分続く)