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【外伝②】鳳凰と龍と麒麟の国〜父と母と息子編《創作》

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2021.8.30馬城山の中腹

 

💠

 

創作のお話しです。

内容は①と重複しますが、追記する形で②を書きました。

鳳凰と龍と麒麟の国】との関連は、最後に分かります。

(龍の王と麒麟の王の関連が分かるのは最後になります)

 

💠


父には、

遠い異国から運ばれた神を復活させるという夢がありました。

 

父は、それにより対抗勢力を統治するために、神を復活させようと目論んでいたのです。

 

それは父の悲願でした。


神は絶対的な存在。


今は深い眠りにあるけれど、

その復活は悲願であり、人々をまとめ、国を統治するために必要だと考えたのです。


人々の幸せにも繋がる…はずでした。


だから、息子が隣国の王と親交を深める事は、父にとっては誤算だった…。

 

息子は…

父の意図により成された存在だったのです。

 

人間で言う…精子卵子で成された存在では無いという意味です。


息子は、

父と母により成された存在ではありましたが、母の子宮から生まれたわけではありません。

 

精子卵子で成されのでは無いとは、

つまり、子宮から生まれ出たのでは無いというのと同義になります。

 

父の意図、それは…

 

異国より運ばれた神の下位霊体に

隣国の王の肉体次元を用いて成された存在でした。


隣国の王の肉体次元(首から下)を用いて、

神の下位霊体を乗せ


その上で、隣国の王の上位霊体を乗せた存在でした。


隣国の王は強い霊力を持つ存在でしたので、

 

肉体次元と霊体次元を分けて封印し、

肉体次元は首と胴に分け

霊体次元も下位霊体と上位霊体を分けて封印しました。


下位霊体は敵国が死守していたので手に入れる事ができませんでしたが、

上位霊体を用いました。

 

肉体次元は首から下を用いて、依代とし、首は封印しました。

 

つまり…

 

息子は、父により

神復活のために、人為的に作られた存在だったのです。


そして、


後は


神の上位霊体を乗せる事で、神は復活するはずだった…


ですが、

 

息子は…


隣国の王の肉体次元(胴)と

上位霊体をまとっている事で、


強い霊力を持つ隣国の王の意図が反映される存在となったのでした。


だから、父の意に沿わず…

父に歯向かう事になったのでした。


父の夢は叶わず…

自らの手で息子を封印する事になったわけです。



母は…息子と父の争いに巻き込まれる形で追われ…いずれ来る時を待ったのです。


父(夫)の元を去る時に

神を復活させるための《神器》を隠し持って…

その時を待ちました。

 

母は息子の復活の鍵を持って

父(夫)の元を離れたのでした。


神の回復と復活の影には

 

父と息子の確執と

父と母の確執と

 

母の息子への強い想いがありました。

 

2000年以上の時が経ち

 

神はようやく復活…

 

神の思い残しのやり直しの始まり

と、言えるでしょう。

 

💠

 

息子は龍の王

隣国の王は鳳凰の王

 

これは…

龍の王が幼い頃のお話しです。