閃きの独り言

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⑤【鳳凰と龍と麒麟の国】創作

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2021.9.26 土手から

 

💐

 

創作のお話しです。

④を上げてからかなり時間が経ちましたが、やっと続きを書きましたw

 

ここまで読んでくださった皆様には

本当にありがとうございます。

 

💐

 


麒麟の王は、龍の王からの依頼を…

静かに聞きました。


既に、かつてその国に何があったか、

鳳凰の王と龍族の女神に何があったか、


全ての事実を鳳凰の王の霊体から聞き、どんな想いでこの国を成そうとしていたかも聞いていましたので、

 

龍の王の少ないことばから、

全てが伝わって来る…

話しはすんなり落ちました。


龍の王は、鳳凰の王を心から信頼している事も、ことばは無くとも伝わってきました。


龍の王は、鳳凰の王の封印後にその霊体をまとってまで、国を成そうとした…


龍の王の鳳凰の王への想いはいかばかりか…ことばは必要ありません。

 

麒麟の王の心に熱いものが湧きます。



龍の王の依頼は…


『私を封印して欲しい』


でした。


 

龍族の女神の封印により、

女性性のエネルギーを欠き、

男性性のエネルギーが優位になり、

争いばかりになったこの国のバランスを取るには男性性が犠牲になるしかない。


自らの身を犠牲にする事でバランスを取る。


龍の王の覚悟は揺るぎ無い。

 

麒麟の王は、龍の王の想いを静かに受け取り、


断る事はできない…と。

 

そして…


龍の王をその国に封印しました。


その国の土台にするかのように

まるで礎であるかのように

龍の王は封印されました。


その国は


鳳凰の王、龍族の女神

龍の王の上に成された国と言えるのです。


それを知るのは麒麟の王ただ一人…

部下でさえ誰一人知りません。



こうやって…

麒麟の王は、太陽の女神をシンボルにしてこの国を成していく事になったのです。


人間同士の争いで封印された鳳凰の王


鳳凰の王のパートナーで封印された龍族の女神


女性性のバランスを取るために自ら身を犠牲にした龍の王


麒麟の王は全てを胸に秘めて、

表向きはその国を征服したかのように…

国を成して行きました。

 

女神をシンボルにして…。

 

来るべき日

 

その日のために、

 

預かった…

という方が正確かもしれません。

 


つづく