閃きの独り言

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①【鳳凰と龍と麒麟の国】創作

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ある日の夕日・大分空港より

 

💐

 

創作のお話しです。

楽しんで頂けたら嬉しいです✨

 

💐

 

鳳凰と龍と麒麟の国①】

 


ある国がありました。


その国には二つの勢力がありました。


鳳凰の国

龍の国


各国の代表である王は、

互いの違いを認め合い、仲良く協力していました。


ですが、


部下同士の争いにより

龍の王が勝利する事となり

鳳凰の王は、封印されてしまいました。


王同士は仲良く、

龍の王は、鳳凰の王が亡くなった事をとても悲しみました。


勝利にわく部下達の喜びをよそに、、人知れず悲しみました。


以降


龍の国が、その国を統治して

その国は一つの国家として成される事となりました。


鳳凰の国には強い霊力があり、

龍の国には強い武力があり、


武力で勝る龍の国に、

鳳凰の国は勝てなかったのです。


武力の差もありましたが、

争いを好まない鳳凰の王は

自ら身を引いた側面もありました。


『自分が身を引けば、全てが収まるならそれでいい』

鳳凰の王はそう考えたのです。


龍の王は、そんな鳳凰の心を知っていました


龍の王は、鳳凰の王を心から尊敬していたので、、

その想いを汲み、鳳凰の国の民も大切にしようと決意をしたのでした。


その後


武力で勝る龍の国は

その国を武力で統治して、一つにまとめていきました。


龍の王は、鳳凰の王の想いを胸に

その国を素晴らしい国にしようとしたのです。


ですが、

 

別の国が…

 

別の国は遠く海を渡り、強い武力を持ってやってきました。


国力は龍の国の比ではなく…

 

海を渡りやってきた国の王は

麒麟の王でした。

 

麒麟の王は、龍の王の霊体を用いてその国の土台とし

その国を統べる事となりました。

 

龍の王は、戦わずしてその身を引いたのです。

 

その身を引いた…

それは、麒麟の王の強大な国力に太刀打ちできない…それもその理由ではありましたが、それだけではなかったのです。

 

麒麟の王は、龍の王から託された…

この国を。

 

 

ある時、


麒麟の王は鳳凰の王の封印を知ることとなりました。

 

龍の王から託され、聞いていたとはいえ

その強い霊力に恐れと敬意を持ち

自分達が侵略した龍の王と鳳凰の王がいた国がどんな国だったかを知ることとなったのです。


その国は全ての始祖となる国⁉️


麒麟の王はその事実を、

鳳凰の王の霊体から知ることとなったのです。


鳳凰の王は、肉体こそ朽ち果てたが霊体は生きている。

 

龍の王亡き後、それを知るのは麒麟の王だけ、他は誰一人知りません。


麒麟の王は、


龍の王から奪ったこの国、

いや、侵略しようとして託された

この国を統治しはじめました。


統治…ということばは適切ではないかもしれません。


ただ、麒麟の王は、この国を我が物にしてはならないと悟ったのでした。


『自分がこの国を預かろう』

 

統治というより預かる

そんな想いは他の誰も知りません。


表向きは侵略であり統治でした。


統治には、いつの時代もシンボルが必要

その国に神が必要となりました。


神は産み出す存在

 

つまり

 

女神を神とし、その国をまとめる事としました。

 

新しく統治するシンボルとして

その女神は存在しました。


全てを照らす太陽神

それは女神

 

女神はシンボルとされました。

 

続く