閃きの独り言

✨感性のまま✨繫るまま✨気付きのまま✨

蘇る《創作》

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ある日の夕陽

 

🌸

 

このブログは見えない世界(存在)からの依頼での妄想覚書

日々の気付き等々

 

魂のしくみ視点で書いています。

 

見えない世界は実証できません。

個人の感性の世界として楽しんで頂けたらと思います。

 

🌸

 

今日は【創作物語】です。

ま、楽しんで頂けたら嬉しいです😆

 

🌸

 

ある神殿に

仲睦まじい男神と女神がいました。

 

二人はとてもとても仲良く

互いを理解し信頼していました。

 

男神は男性性を存分に発揮し

女神は女性性を惜しみなく与え

対等のペアでした。

 

ここは神殿…

 

集う神々も、そんな二人を優しく見守っていました。

 

ですが、

 

ある星から、この星を狙う存在が現れ…

 

その幸せは打ち砕かれる…

 

男神は霊体を奪われ、

力を削がれ、

 

女性性は子供を奪われ、

霊体と肉体はバラバラに分けられて

封印されました。

 

女神は無き者にされたのです。

 

力を奪われた男神

 

それでも、異星の存在に争いました。

 

でも、霊体を奪われ、力を削がれ…どうすることもできなかった…

 

男神は女神を護れなかった事を

どれだけ悔やんだかしれない…

 

その想いを深く胸に

心の泉の底の底に沈めました。

 

女神は成す術なく、

理不尽に争うことも叶わず、

悲しみと慟哭のエネルギーのまま封印されました。

 

異星の存在は、

 

男神を我が者とし、男神から女神を作り

その星を成していきました。

 

異星の存在は機械の星

 

心や精神などが理解できない存在でした。

 

星は、機械化が進み、

便利で快適な星となりました。

 

物事は両面。

 

異星の存在のおかげで、

その星は機械化か進み、素晴らしい物質文明が開花したのです。

 

でも、もう一つの面

 

心はなおざり…

 

女神を欠いて、男神だけで成された文明であることは否めません

 

男神から生まれた女神は本来の女性性ではなく、

 

男性性のエネルギーだけで成された文明は

本来の女性性のエネルギーを欠いている。

 

精神性はなおざりでした。

 

物質文明は存分に開花しました。


人類は、

 

男性性だけのエネルギーで、充分に満たされて快適な生活を送りました。

 

が、

 

所詮

 

女性性のエネルギーを欠いた世界である事は否めない

 

心は虚ろになっていったのです。

 

💠

 

物質文明は繁栄しました。

 

男性性のエネルギーだけで、成されたその星の文明

 

やがて限界がやってきます。

 

心は虚ろ

 

優しい気持ちは何処に行った?

 

便利で快適も素晴らしい

 

でも、

 

それだけではダメだ

 

人々は違和感を感じ始めたのです。

 

心は?

 

見える物質は有り難い

とても快適に過ごせる

 

それはもう十二分に堪能した。

 

でも、

 

何?

心に巣食うモヤモヤは、、

 

それに気付いたのは…

気付かせたのは…

 

子供達でした。

 

子供達は大人たちに気付かせるべく争い

 

一見、子供達自身の問題に見える事象を大人達に投げつけました。

 

大人達は、、

 

見えないものの中に大切があるのではないか?

 

心?

 

失われた女性性に気付き始めたのでした。

 

人々の気付きのエネルギーは

慟哭のエネルギーの中で眠る女神を揺り動かし始めます。

 

人々のエネルギーがピークになり

 

時が満ちる時

 

遂に

 

女神を覆う慟哭のエネルギーは…

 

揺れ、弾け、

 

女神は目覚める事となりました。

 

💠

 

大人達は

 

問題を投げ付ける子供の中に

失われた心を見たのです。

 

子供達が問題を投げ付けているのではない

 

そうでなく

 

子供達が投げる事象を

自分達が受け取れないだけなのだと…。

 

女神は目覚め

 

自分の周りにある慟哭のエネルギーを恐れながらも

 

でも、怯む事なくエネルギーに向き合いました。

 

何故なら、そのエネルギーを払拭出来るのは自分自身だけだから。

 

男神は異星の存在から

力ずくてコントロールされはしたけれど、

心は奪われていませんでした。

 

心はいつも女神の側にありました。

 


長い長い

 

気が遠くなるほど長い年月が流れていました。

 

女神が目覚めた時には、既に異星の存在は去り

 

男神は肉体が朽ち果てながらも

心だけは女神の中で生きていました。


ついに、

 

女神は、

 

男神のエネルギーを頼りに

 

自ら慟哭のエネルギーを破り…

 

元いた世界に…

 

男神と女神は再会します。

 

そして

 

かつて一緒に過ごした神殿へと向かう…

 

💠

 

神殿は鍵がかかっていました。

 

女神は

 

【碇の鍵】を用いて神殿を解錠。

 

二人は中へと進みます。


神殿


薄暗い石造りの古い建物


玉座

 

玉座は真紅の布が貼られ…

ゴールドの縁どり、美しい装飾


布は少し痛んでいる

装飾はくすんでいるもののそのまま…


二人を迎えました。


ですが、

女神は覚えておらずきょとん気味。

 

覚えてないけど、

導かれてここに来た。

 

それだけでした。

 

玉座の先には、

 

薄暗い部屋の先には大きな扉。


扉は木製、両開き、


左右に昇り竜が掘られている。

 

古い扉。

 

この先があったのです。

 

大きな扉🚪は固く閉められ、

 

男神と女神にしか開けられない扉でした。


神々はそうやってここを護ったのでした。


二人が戻るまではここは渡さない


二人にしか開けられない鍵をして…。


やっと


やっと


やっと


二人が戻ってきた。


長く


長く


長く


待った。

 


神々は歓喜しました。


ここに来るまでに


男神は肉体的に深い深い傷を負い

女神は心に深い深い痛手を負い


やっと戻って来た。


扉は、


木の棒で施錠されていました。


扉からは既に強い光が漏れ出る…


男神と女神は


左右から木の棒を持ち上げ


開け放たれた扉から…


目も眩む

 

眩いばかりの光


二人は光に包まれました。

 

その先には


美しい泉と緑がありました。


💠


女神はやっぱりきょとんとしていました。

 

覚えてない

知らない

 

と。

 

神々の姿も見えません。


見えるのは泉と緑。

 

しばらくすると、

 

泉の中からエネルギーが…

 

それは、かつて分断された

男神のエネルギー体でした。

 

女神は側にいる男神に目を向けて

ニッコリしました。


男神はそのエネルギーを肉体に纏います。


女神はなんだか分からないけど、

男神が嬉しそうだから、まーいいわと安心した様子。


でも、

しばらくして、


違和感が、、

 

失ったものがある⁈


言葉にならない言葉が背中を押してくる。


ここは

 

かつていた場所?


悲しみが押し寄せる。


蘇る記憶。


奪われた子供


自らの霊体


そして、分断された肉体。


かつて、

 

女性性を象徴するのは玉

命を生み出す象徴となるのは玉でした。

 

だから、

 

女神はエネルギー体と肉体を分断された上肉体も分断され、

玉と共に封印されたのです。


我が娘も例外ではなく、

母と同じに封印されました。


そうやって女神の血は🩸残らないようにされました。


女神は、


自らの慟哭のエネルギーに向き合いながら、それと気付いていました。


女性性は分断され、


分断された事で女性性同士は

否応なく争いの中に放り込まれた


と。

 

ですが、

 

神殿での出来事はまるで覚えてない。

忘れている。


ここにいた記憶は消えていました。


だから

しばらくきょとんとしていたのです。


でも


蘇る


思い出す…


全てを。



女神に戻っていく、、


失われたもの


大切だったもの


自分の命以上だったもの


その全てを。

 


女神の記憶は


慟哭のエネルギーの中にあり、


女神はエネルギーに向き合いながら、

失われた記憶に、断片的であるものの、繋がっていたのです。


それは自らの傷口を開く感覚だったはずです。


女神に戻る


全てを思い出す


それが、

 

何を意味するか、、

 

女性性が失ったもの

 

命以上だったもの

 

それが、

 

何を意味するか、、

 

今、

 

女神は光の中にいる。

 


男神と共に…

 


神々は

 

歓喜の中にいます。

 


💠

 


女神は気付いたのでした。


長い長い時を経て

 


やっとやっと、、 


女神は自らのハートに


手を当てて


目を閉じました。

 


ハートには


自らの中の二人がいました。

 


愛を求めて彷徨った女性性。

 

愛を持ち続けた男性性。


求め彷徨ったのは

 

愛に気付けなくなった

 

自らのハート。

 


愛を与えながら、

 

与え続けながら

 

見守り続けた

 

のに。

 

男性性は辛抱強く与え続け

 

側にいる

 

のに。

 


女性性は

 

彷徨いの果て

 

疲れ果て

 

愛されてないと…。


愛されてないんじゃない

 

愛されている事に気付けなくなった

 

だけ

 

愛を受け取れなくなっていた

 

だけ。

 

それだけだと。

 


女神は

 

緑に腰を下ろし

泉の波紋を見ていました。

 


水面には

 

微笑む男神が…

 

写って

 

いました。